「看護師の給料は結構高いよね?」と周りから言われることがありますが実際そうでしょうか?額面上はもらえている印象はありますが、結局看護師は夜勤ありきの職業です。
看護師の平均年収は492万円(平均年齢 41.2歳)
「厚生労働省」令和2年賃金構造基本統計調査より
なんともいえない金額ですね、、
この金額に関しては交通費や残業代も含んでいます。急性期病院では残業バリバリですよね。
あくまで平均なので勤めている職場の規模や住んでいる地域でも大分変ります。
看護師は一般的に昇給しにくいと言われており、単純に収入を増やすには勤続年数を増やす以外に、
「勉強をして手当がつく資格を取る」「管理職を目指す」といった方法があります。
しかし私含め、全員がそのような向上心があるわけではありません。
新人の頃から言われるがまま勉強し、体を酷使しながら、上を目指し続けるのは本当に大変なことだと思います!
職種によっては当たり前かもしれませんが、看護師はそこまでしなくても比較的収入を増やしやすい職業です。
それだけ看護師としての資格は強いです。
そこで今回は「夜勤のダブルワーク」をおススメしていきたいと思います。
夜勤バイトに興味を持っている方や始めようと思っている方がいたら、ぜひ参考にしてみてください。
夜勤バイトのメリットを考える
バイトって体が大変そうな感じだけど、、
収入を増やすことができる
単純に月々の収入を増やすことが出来ます!
夜勤バイトは都内周辺だと1回3万円~3万5千程度です
大体月4回前後で募集しているので3万×4回=12万円/月 年間だと144万円になります!
賃金や回数を増やせば200万円増も難しくありません。
気分転換や経験を積める
他の職場で勤務することによって、本業とは違った看護を経験することができます。
そうすることにより新しくスキルや知識を身に着ける機会にもなります。
また色んな人と出会ったり、新しい経験は自身の看護師としての考え方や在り方を深めることができ、
本業がマンネリ化している人にとってもリフレッシュの機会にもなります。
正直キャリアアップは効率が悪くないですか?
※前提として役職や資格取得を目指す事を否定しているわけではなく、早期に収入を増やしたいという考えから書いています。
- 役職手当の相場が約5千~数万円
- 上層部から推薦される程職場に貢献する必要がある
- 管理職研修を受ける必要がある
- スタッフの教育、フォローを行う
- 管理業務や会議の出席、シフト作成など行い結果としてサービス残業が増える
- 残業手当がつかない場合がある
よく聞くのが管理職になると、残業手当が基本つかないという話があります。
- 現状、認定や専門、特定行為看護師の資格は手当が安い。調べた所、現状数千円~1万程度など(私が過去に勤めていた病院は手当はありませんでした。)
- 数年間の専門実務経験が必要
- 学費を払い一定期間の研修を受ける必要がある(認定の場合は学費を払い半年~1年研修機関に通う)
- 5年ごとの定期的な更新が必要、活動報告書の作成・提出
- 専門分野の責任者として勉強会の開催や教育、指導を行う
頑張って看護師に資格を取ったからには、専門性を身に着けたい。看護を極めたいと思う方を多いと思います。
私もそのような人を尊敬しています。同僚や先輩にもいたらやはり頼りになる存在だと思います。
しかし収入を増やすということを考えたら時間と労力がかかりすぎのではないかと思ってしまいます。
バイトをした場合誰でも来月から収入が10万UPは簡単に行きます。
逆に役職や資格を取得するのには数年以上かかり、得られる結果として良くて数万円だと
その期間にバイトしたら稼げたはずの金額の差は大きくなると思います。
デメリットも考えましょう!
バイトも必ずいいこと尽くめではありません。特に夜勤だと負担が大きいです。
いい話だけじゃないですね。
負担が大きい
単純に夜勤終わりは疲労感がすごいですよね汗
本業がある中で、バイトを行うことは身体、精神的に大きな負担になります。体が慣れてくればそうでもありませんが、
なれるまでは疲労感が抜けません。
医療の現場は責任が重いので体力に自信が無い人は日勤のバイトがいいかもしれません。
休みの回数が少なくなる
休日を利用し働くわけなので、必然的に休日が少なくなります。なので極力本業では年間休日が多く、しっかり有給が使える職場がいいと思います。
本業への影響やブッキングは許されない
絶対してはいけないのは、バイトの疲労を理由に本業に悪影響を出すことです。
集中力が欠けているとミスが出やすくなるので、特に急性期などで働いている人は多重課題に追われていると思います。
あくまで医療の現場なので、自身の体調を理由に患者様に損害を与えることは許されません。
また休日を利用したバイトと本業の勤務、研修、勉強会、病棟会などがかぶるのもNGです
バイトも簡単に勤務変更は出来ないので、シフトを作るときは必ずイベントを考慮し、この日なら大丈夫という日にしましょう!
稀ですが突然に勤務変更をお願いされてしまった場合は、断る理由を用意していた方が無難です(笑)
夜勤バイトの働き方
始める前に就業規則の確認を
2018年に厚生労働省は「副業・兼業の推進に向けたガイドライン」を発表しました。
しかし実際の現場では許可されている所は多くありません。しっかりと自身の職場の就業規則を確認してください。
違反した場合は責任を問われ減給や懲戒処分されてしまう可能性があります。
看護師の副業が許可されている病院は少なく、大体は黙認されている、またばれないように働いているということになります。
今のご時世は看護師不足が問題となっているので、すぐにクビになることは考えにくいですが、、
それでも公務員系の施設は法律的にNGです!
別の話になりますが、同じ病院勤務でも医師は昔から当直バイトが一般的なので不思議ですよね、、
基本的な対策としては
- 周囲にバイトしていることは話さない
- 確定申告を行い、自身で税金を払う
ということはして下さい。
上手にシフトを組みましょう!
夜勤バイトのシフトを入れる場合、通常休みを2日連続使います。それだと単純に月の休みが2日減ってしまいますよね?
なので可能ならば
日 日 休 休 →この連続した休みを利用してバイトをいれますが
入 明 休 日 →本業で夜勤明けの日にバイトを入れます。そうすることで休みを1日節約できます。
基本的には夜勤の翌日は休みが組まれると思います。
また夜勤翌日は休みが定番なので、周囲も特別なことが無い限りは勤務交代やイベントの出席は求めて来ないと思います。
これをすれば夜勤バイトを月に4~6回/月に入れても、数日間は休みが確保できると思います!
多い人はコンスタントに7回前後入っている人もいます。またバイト歴10~20年続けている人もザラにいる世界です。
長くバイトを続けるには
体の負担を極力減らしてバイトをするなら
①本業は負担の少ない職場を変える(精神科、療養病棟など 急性期はオススメしません)
②バイト先も落ち着いてそうな場所を選ぶ(精神、療養、有床クリニックなど)
③仮眠がしっかり取れる
④交通に時間をかけない
体が資本の仕事ですからね。しっかり休む時間を確保しましょう♪
仕事の探し方
①知人に紹介してもらう
②ホームページから直接求人を申し込む
③人材紹介会社を利用する
④派遣サイトから単発で利用する
夜勤バイトを始めるやり方として上記の方法があります。
一番はやはり①の紹介が理想ですね。職場の雰囲気やスケジュールをしっかり聞くことが出来ます。短期間で仕事に慣れないといけないので、事前に紹介してもらうことで働きやすくなると思います。
夜勤バイト以外を始めるなら
夜勤のバイトについて説明してきましたが、
「体力的に心配」、「短時間から始めたい」という方は派遣の単発バイトがオススメです!
気になった方は単発バイトについて簡単に紹介しているのでぜひ読んでみてください♪
まとめ
長くなってしまいましたが、今回夜勤バイトについて紹介してきました。
一回の勤務でここまで稼げる職業はなかなかないのではないでしょうか?
バイトをすることで毎月使えるお金が増え、生活に余裕が出てきます。
毎月小さいボーナスが入ってくる感覚になりますよ☺
単発案件でも夜勤バイトは募集していますので、ぜひ興味がある人は経験してみてはどうでしょうか♪